関東では「ろ」は「論より証拠」ですが、関西では「ろ」は「論語読みの論語知らず」。
いかにも権威嫌いの関西らしいですが今回は関東説を採用しましょう。
論より証拠。
犬棒カルタのなかでは今でも比較よく使われることわざではないでしょうか。
「せやからゆうてるやろ!このナベにこの蓋は合わへんて!」
「けどこのナベを買うたときにお店の人が30cmの蓋やったらどんな蓋でもこのナベにバッチリ合うって言うてたから・・・」
「ほな、この吹きこぼれをどない説明すんねん!論より証拠って言うやろが!」
「けどこのナベを買うたときにお店の人が30cmの蓋やったらどんな蓋でもこのナベにバッチリ合うって言うてたから・・・」
「ほな、この吹きこぼれをどない説明すんねん!論より証拠って言うやろが!」
って、あんまり言わへんか。
今の国会でも何の根拠もない週刊誌ネタで国会を紛糾させていますが、こういったことって「この件に関して明確な証拠がないなら発言を禁止します」と司会者が言えば済むことなんじゃないのかな。
ま、それはともかく理屈や推論と現実がぶつかったとき、現実派が前者にとどめを刺す決め台詞だったりします。
僕は最近量子力学にちょっと興味があって関連する本を買ったり理論物理学者がYouTubeでしゃべったりしているのを聞くのが好きなのですが、かのニュートンが有名な運動法則を発表してから200年ほど経ってからどうもおかしいんじゃないかと。彼の法則で計算した水星の軌道と実際の軌道との間にごくわずかなズレがある。
で、それから百年も経たないうちにアインシュタインが「重力っちゅうのは時空のゆがみや!重力ちゅうのはな、ニュートンはんの言うてる「力」やない、ゆがみや!」という新しい理論を考えてその理論をもとに計算すると、ニュートンの計算した水星の軌道と観測結果との誤差が完全に一致し、それによってニュートン理論の限界(瑕疵)が明らかになったというのです。
いわばニュートン理論のナベの蓋からわずかに吹きこぼれてくるお汁をきっかけにしてナベを買い換えなあかんような・・・。
「せやからゆうてるやろ!ニュートン社のナベを使うときは中身をいっぱいまで入れたらあかんねや。いっぱいまで入れて使うねやったらアインシュタイン社製のナベでないとあかんのや」
このおっさんが言うように日常的な世界では今もニュートン理論が有効ですが限界に近づくと吹きこぼれるということのようです。
証拠は確かに推論をひっくり返しますがあまりに証拠を振り回すと身も蓋もないし、さらに世の中には間違った証拠を振り回して多くの人に迷惑をかけるひともいるわけで。
我が身を省みて注意しないといけませんね。
2026/8/1

0 件のコメント:
コメントを投稿