2025年11月6日木曜日

アウロラの夢

 


以前ポルトガル語の勉強をしていたときは各種の万年筆に各種のインクを入れて熱に浮かされたようにノートに字を書きまくっていた。
でもさっぱり上達しないまま語学熱が冷めて字を書かなくなってしまった。
あんなに万年筆万年筆とわめいていたのに。

僕は触ったことはないがイタリアには外観と書き味の秀逸なアウロラという万年筆メーカーがあるらしい。ゆうべそのアウロラの夢を見た。
とあるデパートの筆記具売り場で僕はアウロラの試筆をしている。書き心地が滑らかでフローも潤沢、書くことがすごく快感なのでいつまでも書いていたいと思った。こんな感じは久しぶりだ。それがあまりに生々しく、目が覚めてもまだアウロラを握っている感覚があるのでこれが夢のはずがない、ほら現に今ここにと手を開いたらそこにはなにもなかったというオチ。

2025/11/6