2025年2月17日月曜日

排便習慣について



 今年1月は二度ラキソベロンの力を借りたがほぼ毎日、一日一回の排便があった。2月に入ってからは、ラキソベロンの力を借りずに毎日、日に二~三度排便出来るようになった。
これは僕が毎日が日曜日で、わずかでも便意を感じたらその機を逃さずトイレに行くことが出来たからだ。毎日仕事をしていたらこんなことは絶対に不可能だ。縄文時代なら仲間と狩りに出て野原で便意を感じたら、「オレちょっとうんこしてくる」と言って排便することも可能だろう。だが現代ではそれは不可能なのだ。

現役当時は前回いつ排便したかを覚えていないほど、時には一週間も排便がなく、石のように硬い便をひり出すのに苦労して自分で尾骨と肛門の間を指でマッサージしてようやく排便をみたり、それでも追いつかないときは結局猛烈な腹痛を伴う虚血性腸炎になったりした。
こんな生活をするうちに身体は食事→便意→排便という自律神経の反射の機能が衰退してしまって便意も感じなければ仮に便意を感じても排便を促す腸管蠕動も衰えてしまう。僕の場合はこの排便にまでつながる自然な反応が復活するまで、退職後七年余りもかかってしまった。
便が出ない日が一日でもあると、出口に近付いていた便から水分が吸収されて固くなって便秘につながる。だから最低でも、ごく少ない量でも、毎日一回は排便があるというのが理想だ。便意がなくても、朝食後一定時間便座に座る習慣も大切だ。
ちなみに僕はトイレに書き込みができるカレンダーを押しピンで貼って毎日の排尿と排便回数を書き込むようにしている(上記写真)。
自分が一日に何回おしっこが出ているのか、前回の排便はいつだったのかがわかって楽しい。正の字は排尿回数。黒丸は排便で黒丸の大きさで便の量を表している。カタカナの「ラ」はラキソベロンを使った印。

しかしこれにこだわりすぎるとこれまたよくない。たまには全く便意がない日もあるのだ。特に前日にたっぷり便が出た翌日など。
そんなとき、絶対便を出すぞと力んで腹筋に力を入れて、ない便意を呼び覚まそうとすると、まぁたしかにそれで出るときもある。しかし必要以上に力むと痔になる。
僕の場合は今年2月に入って毎日二~三回排便があり(妻はこれが普通だというが僕にとってはこんなことは生涯で初めてだ)そのペースを崩さないようにトイレで力んでいるうちに痔になった。肛門縁の右端に小さいが有痛性の結節が出来た。これは努責による痔静脈の怒張だろう。そこで少量のベルクミン軟膏に少量のマイザー軟膏を混ぜて指で肛門に塗布したら2日で結節が消失した(医学的根拠は全くありません)。やれやれだ。まぁ、出ない日もあるというくらいの気持ちが大切だろう。

ちなみに排便のための工夫としてはたまに使うラキソベロン(1~2日出なかったらコップ半分の水に容器をギュッと一回絞って飲む。1ccくらいかな。約半日くらいで強い便意が来る)というのと、それから毎日の工夫としてはバナナ一本とりんご1/4個とヤマイモ厚さ1cmとビフィズス菌末BB536のスティック1本と牛乳100ml+水300mlくらいを全部ミキサーで撹拌して朝飲んでいるのと(これについてはどの程度効いているのかは不明)、マグミット330mgを昼食後と夕食後に2錠ずつ服用している(このとき最低コップ一杯の水分と一緒に服用するのが大切。下痢するようなら服用をスキップ)のと、最近は愛用のnalgeneの容器に高千穂漢方研究所 発芽はとむぎ茶を1包と900mlの熱湯を入れて一日かけて飲んでいる(これも効果の程は不明)。あ、あとは漢方の乙字湯を数日服用して痔と便通を整えたり。

それからもう一つ大切なこと。それは排便時の姿勢です。

従来日本人は上図の左のようないわゆるうんこ座りで排便していました。しかし生活の洋風化に伴い現在ほとんどの日本人は右のような姿勢で排便していると思います。
僕ももちろん右の洋式便器を使っていますが、あるとき左のような姿勢になると便が出やすくなることに気が付きました。洋式便器で左のような姿勢をとるのは困難ですが、右の姿勢のまま体幹をもっと強く前屈させて、足元を覗き込むような姿勢をとるわけです。そうすると腹圧がかかって便意を呼び込みやすくなります。こちらのサイト(リンク)にはそのあたりのことをより詳しく説明しているので興味のある方は御覧ください。

以上は僕のやり方で他の人にも有効かどうかは全く不明であり有害事象が発生することがあります。それから便秘には様々な原因があるので上記のやり方を試みてみようと思う方はまずはお近くの病院やクリニックにご相談ください。お身体の状態によってはラキソベロンやマグミットや乙字湯が使えなかったり副作用が発生する場合もあります。大腸ファイバーで大腸に問題がないかどうか確認することも大切です。

ウーン、コんなこと書いてよかったのかな。まぁ以上は僕の排便習慣の話で、この方法を推奨しているわけでもないし、どう読まれるかは各個人の受け取り方次第だからね。